【症例集】肩こり

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※患者様のご意思により、直筆を打ち直して掲載しています。

【症例:40代女性】

【主訴:肩こり、腰痛】

【現病歴】
小学生の頃から慢性的に肩こりを感じていた。現在も寒い時期や、忙しかったりストレスがかかると肩こりが辛く感じていました。

また30歳頃に坐骨神経痛が発症。以降よくなったり、悪くなったりを繰り返しながら生活をしているが、時々ギックリ腰や疲労が溜まると腰が重怠く抜けそうになっていたそうです。

【鍼灸としての判断】
問診を行うと腎に関係する問題があり、体表観察(ツボ、脈、舌、腹を診る)でも腎のツボ(照海や太溪、腎兪~志室)がかなり弱っていたため、腎虚により気が上に昇りやすくなり、気逆によって肩こりが増悪していると考えました。

【施術】 気を下に引き下げる(肩こり)+腎を補う(腰痛)
を中心に、適時その時の体調に合わせて施術を行いました。
左の照海穴に1本20~30分置鍼が中心で、ストレスがかかり、身体の気の巡りが悪い時は、背中のツボで気を巡らせる施術を追加で行いました。

初回では自覚症状の変化があまり感じなかったそうですが、3回目以降徐々に身体がスッキリして、日常生活でも腰の怠さが楽になっているのに気がついていかれました。
体表観察上でも少しずづ、腎のツボの状態がよくなっていかれたので、症状がいい方向へいってると確信を持ちながら施術を続けました。

始めの3回は週1回の頻度で。以降は月1度のメンテナンスと体調の変化があった時に来院を継続しておられます。

※記載の症例は、当院の鍼灸を受療されて同じような経過をたどることを保証するものではありません。